<Fリーグ:北海道5-1大阪>◇第14節最終日◇23日◇真駒内セキスイハウスアイスアリーナ

 エスポラーダ北海道がシュライカー大阪を退け、初の3連勝を飾った。前節まで3位の相手を大量得点で一蹴し、3位に浮上した。札幌出身のシンガー・ソングライター大黒摩季(39)がサプライズゲストで登場。完成したばかりの応援ソングを初めて披露し、選手を鼓舞した。観客も今季ホーム最多の3116人が集まり、勝利の追い風となった。

 北海道がホームでゴールラッシュを演じた。1-1で迎えた後半1分、右サイドでパスを受けた水上玄太(26)が相手守備陣をかわし、勝ち越しゴールを決めた。ここから怒濤(どとう)の攻撃が始まった。13分に仲村学(25)がこの日2得点目、続く18分には再び水上が決めた。終了直前の19分には、上貝修(28)がダメ押しの5点目。大阪のアドリアーノ監督(37)が「北海道はスピードが早かった。いいチームだった」と脱帽するほどの圧勝劇だった。

 燃えないわけにはいかなかった。試合開始前、大黒がロッカー室に顔を出してくれた。できたばかりの応援ソングのCDを選手ひとりひとりに手渡してくれたのだ。水上は「これは負けられないと思いました」と、2得点の活躍につなげた。また、水上が「今日は入っているな」と思った観客数は、今季ホーム最多の3116人を記録。大声援も選手を後押しした。

 大阪にリベンジを果たした。8月のオーシャンアリーナカップ(愛知)で敗れ(3-7)、リーグ第4節でもアウェーで苦杯をなめている(1-3)。仲村は「同じ相手に3回負けたくなかった」と闘志を燃やしていた。「しっかり守ってカウンター」を徹底して行い、大阪が得意とするパワープレー(GKを下げフィールドプレーヤーを投入)を防いだ。小野寺隆彦監督(34)も「守るのも攻めるのも我慢できた」と勝因を分析した。

 次節28日はアウェーで神戸と戦う。第5節ホームでは1-1で引き分けている。水上は「3連勝で流れができてきた。連勝を途切れさせたくない」と意気込んだ。1位町田との勝ち点差は9、2位とは同8。まだまだ開きがあるが、勢いづいた北海道が応援歌のリズムに乗って上位進出をうかがう。【井上学】