来季J1に昇格する仙台が、J2勢初の元日決勝切符をかけて29日の天皇杯準決勝(国立)に臨む。前回覇者G大阪との対戦に向けて、仙台市内で最終調整。天皇杯3試合連続ゴール中のFW中島裕希(25)らイレブンが、入念にセットプレーを確認した。通常は出場メンバーだけが遠征するが「勝てば都内に残って全体練習する」と手倉森監督。決勝進出を見据えて全選手、スタッフで東京に乗り込む。J2優勝の勢いで大宮、東京、川崎FとJ1勢を3連破。指揮官は「辛抱強さと一体感を武器に、組織で挑みたい」と抱負を語った。