元日本代表の東京MF羽生直剛(30)が、牛丼屋から若手指導を始める。チーム最年長となった羽生は28日、東京・小平グラウンドで練習後、「若い選手は常に全力、全力で急いでしまう。スペースの使い方や、プロとしての姿勢を若手に伝えていきたい。まずは気軽な牛丼屋に集めてミーティングです」と「羽生塾」開校を宣言した。今季はユースから3人が昇格し、26人中10代が6人、30代は羽生1人という若い陣容。オシムジャパンの申し子で、城福サッカーの具現者でもある羽生は自らの経験をふまえて、若手指導に着手する。始動日を胃腸炎で休み、18歳のDF阿部から「なんで初日から休んでるんですか」と突っ込まれたという羽生は「なめられないようにカツを入れないと」と苦笑しながら、社会人の心得も伝授するつもりだ。