日本協会の犬飼基昭会長(67)が、福島にあるトレーニング施設「Jビレッジ」に土俵をつくる考えを示した。14日、JFAアカデミーの生徒が体験入門している東京・中野の貴乃花部屋を訪れ、朝げいこを視察した。

 貴乃花親方(元横綱)は生徒に「簡単に倒れない方法はいくらでもある。体の大きな外国の選手をボーンとはじき飛ばしたそのスキに、1点とればいいよ」と話しかけ、犬飼会長に「ぜひ、土俵をつくって下さい。そうしたら私がお教えに行かせていただきますから。それに、土俵があれば、サッカーの選手も指の感覚がつかめます」と勧めた。それを受けて犬飼会長は、報道陣に「もちろん検討する。思いつきの話ではない。相撲協会との交流はこれからも続けていきたい。いかに倒れないか、それも相撲から学ぶことは多い」と明言した。