<J1:仙台1-0磐田>◇第1節◇6日◇ヤマハ

 仙台が7季ぶりのJ1復帰戦でリベンジを果たした。08年の入れ替え戦で敗れた磐田に1-0で勝利。北朝鮮代表MF梁勇基(28)が開始26秒、右足で10年第1号ゴールをゲット。95年にメディナベージョ(横浜M)が記録した開始50秒を上回る、史上最速の開幕第1号だった。そのまま昨季J2最少失点(51試合39失点)の守備で逃げ切った。03年11月16日の京都戦(3-1)以来2302日ぶりの、J1最長ブランク勝利だ。

 2月のAFCチャレンジ杯に参加した梁は、5試合4得点で優勝に貢献。得点王と大会MVPに輝いた。1月10日に、かねて交際していた一般人女性と挙式。公私とも絶好調で、同国が44年ぶりに出場する南アフリカW杯を狙う。

 J1昇格を断たれた08年の入れ替え第2戦。手倉森誠監督(42)は同試合の90分映像を1度も見ていない。「あんな悔しい映像、見たくない」と避けてきたが、この日は試合前に選手と一緒に見て「借りを返そうぜ」とモチベーションを高めた。梁も「08年は泣いて帰った場所。今日は笑顔で帰れますね」と喜んだ。

 02年のJ1初挑戦はMF森保、岩本ら日本代表経験者を集めた。だが、この日は先発11人中7人がJ1未経験と若い。「まだまだ成長過程」と手倉森監督。前回は2年で陥落したが、今回は経験を糧にしながら定着に突き進む。【木下淳】