21日のホーム開幕浦和戦で、モンテ戦士に指揮官が先制ゴール指令だ。J1山形小林伸二監督(49)が19日、紅白戦でのイレブンの動きに手応えを感じた。昨季終盤にサポーターから、チームカラーのゴールネットが寄贈され昨季2戦で使用したが、ノーゴールのまま。3度目の使用となるホーム開幕戦で「初めにうちの選手が入れる」と、語気を強めた。

 選手も得点、そして今季初勝利に飢えている。古巣との対決となるMF宮沢主将は「僕らも得点がほしいし、常勝クラブと違って勝利が自信になるチームだから、勝ちたい」と、闘志をみなぎらせる。開幕湘南戦はオウンゴールによる1点のみ。昨季から続くリーグ戦6試合連続“ノーゴール”に終止符を打つ構えだ。居残りでDF石川、FW古橋がFKの感覚を確かめるなど、飛び道具の準備も万端。満員のスタンドを沸かすゴールを奪い、サポーターと勝利の瞬間を迎えるつもりだ。【山崎安昭】