<J1:C大阪3-0磐田>◇第16節◇31日◇ヤマハ

 磐田が屈辱の完封負けを喫した。序盤にセットプレーで先制を許すと、ミスから追加点を献上。終盤にダメ押し弾を食らい、いいところなく敗れた。3連戦の先発メンバーを、1人も入れ替えずに臨み、疲労を著しく露呈。運動量が減る裏目に出た。チームはリーグ再開後4戦未勝利となり、勝利なき7月で終え最悪の再スタートとなった。

 疲労困憊(こんぱい)の磐田に、勝利をもぎ取る力はなかった。序盤こそ対等に試合を運んだが、前半22分にセットプレーから先制を許すと、運動量は激減。逆に増やしたミスの数だけ、ピンチも招いた。気を取り直して迎えた後半6分、MF山本康裕(20)が中盤でボールを奪われ追加点。立ち上がり早々の失点だけに、精神的ダメージは大きかった。柳下監督は「相当疲労があった。失点してから運動量が減りミスも出た。疲労がある中で選手はよくやってくれた」と話した。

 8日間で3試合の過密日程を、すべて同じ先発布陣で臨んだ。同様の日程でこの日までに3試合を終えた10クラブのうち、3戦とも同じメンバーは首位鹿島と暫定2位名古屋。どちらも3戦無敗で勢いに乗るチームだ。一方の磐田はリーグ再開後、勝利がなかった。同監督は「疲労はあったが、それでもこの11人の力があるという判断」と説明したが、選手の疲労の色は隠せず裏目に出てしまった。

 勝利なき7月を終えても、選手は言い訳を口にはしない。那須は「この状況でも最低限やらないといけない」と話し、DF駒野は「走って泥臭くやるだけ。がむしゃらにボールを追いかけるしかない」と言い聞かせた。次節山形戦(7日)は、柳下体制では異例のアウェー現地での前日練習の予定。夏本番に備え準備している。勝利なき夏にするわけにはいかない。【栗田成芳】