<J1:新潟2-1川崎F>◇第20節◇21日◇東北電ス

 川崎Fがまたも「新潟ののろい」に悲鳴を上げた。この日も敗れ、J2時代を含め、99年に勝利して以来アウェーの新潟戦は12戦して1度も勝っていない。高畠勉監督(42)は試合後「ボク自身は苦手意識を感じていない」と話したが、GK相沢貴志(28)は「新潟のホームの雰囲気はすごい。サポーターの力も大きいとは思うけど…」と首をひねった。

 中3日の新潟に対し、移動をともなった中2日の日程もハンディだった。開始早々から、新潟攻撃陣のパスワークに翻弄(ほんろう)され続けた。前節18日の首位名古屋戦で4-0と大勝した動きは影を潜めた。W杯後8戦6完封を支えてきた相沢の好セーブも通じなかった。後半11分、21分と立て続けに新潟MF■永哲にゴールを決められた。負傷離脱の井川に代わって先発したDF佐原も「運動量の違いは明らか。2失点も球ぎわのところであと1歩が出ていなかった」と肩を落とした。ロスタイムに得点し一矢報いたFWジュニーニョも「しっかり休んでコンディションを整えたい」と疲労感を訴えていた。

 試合後、MF中村が熱中症で取材対応できなかったことがこの試合を象徴していた。神崎ドクターは「めまいが出てふらつく状態。次の試合は大丈夫」と状況説明した。チームバスで宿舎に戻ったが、目は焦点が定まっていないようだった。過酷日程に、気温30度、湿度82%のピッチも追い打ちをかけた。次節29日のアウェー清水戦も、過去6戦して1度も勝利がない。初タイトルへ上昇ムードだっだ川崎Fに、オレンジ色の鬼門が重くのしかかってきた。【鎌田直秀】※■は十の下に日を二つ縦に並べ、十の縦棒が一つ目の日を貫く