日本協会の技術委員会が再編されることが8月31日、分かった。現在は大仁邦弥本部長をトップに、原博実委員長がA代表と五輪代表を、西村昭宏委員長が五輪世代以下の強化を担当している。メンバー構成は、高校など主にユース年代以下を指揮した指導者が委員の大半を占めている。

 日本協会幹部は「A代表を強くするには、Jリーグの協力は欠かせない。技術委員会をより現場寄りで、Jからも頼れるものにする必要がある」と発言。現在、日本協会とは別に、Jリーグにも独自の技術委員会があるが、今後は日本協会とJ事務局が話し合い、両技術委員会を合併し、新たな委員会を立ち上げる予定。9月中に決まる。

 メンバー構成などは今後の話し合いになるが、日本協会の技術委員会が中心となってJ各クラブからの人材も委員に入れる予定だ。原委員長は「今後、タイミングを見て再編と見直しをすることもある」と話した。

 過去にはJクラブが五輪代表へのオーバーエージ(23歳以上)招集を拒否したこともあったが、協会とJの技術委員会が合併すれば、Jリーガーの代表招集や日程調整などが、今までよりスムーズに運べる。組織改編は、A代表の強化にもつながりそうだ。