C大阪MF家長昭博(24)が16日、「大阪ダービー」G大阪戦(18日、万博)で古巣からの初勝利を誓った。大分時代も含めるとG大阪戦は出場した3試合で1分け2敗と未勝利。ジュニアユースから9年間、G大阪に所属し現在もG大阪が保有権を持つ。古巣への愛着は人一倍強い。「ガンバのことはリスペクトしている。試合が楽しみ。勝てるように全力を尽したい」と意気込んだ。

 G大阪時代は07年3月に日本代表に初選出されるなど、将来を期待された存在だった。だが、運動量の少なさをG大阪西野監督から指摘され出番を失い、08年に大分へ期限付き移籍。今季からC大阪へ期限付き移籍して完全復活。チームを2位へ躍進させる活躍を見せる。練習後に入念にマッサージを受け、疲れを取った。「いつも通りのサッカーで全力で勝ちに行くだけ」。和製メッシが、かつての本拠万博で輝きを放つ。【奈島宏樹】