G大阪のMF遠藤保仁(30)が、10年ぶりの稲本との直接対決を制して優勝争いに参戦する。左ふくらはぎと右太もも裏痛で別調整を行っていたが、22日から練習に部分合流。次節25日川崎F戦(アウェー)も強行出場が濃厚になった。チームは現在4位で、勝てば今季最高2位浮上の可能性もある。かつてG大阪で同僚だった川崎FのMF稲本とは、遠藤が京都に所属した00年以来の対戦になる。

 「イナには気をつけないといけない。ハードワークしてつぶしに来るし、あそこで(攻撃が)引っかからないようにしたい」。プロ1年目、98年の初対戦から2勝1分け2敗と互角の戦いを繰り広げている。だが無得点の遠藤に対し、稲本には3点を決められている。遠藤は「点の取り合いになってもいい。相手より1点多く取ることを考えて、常に積極的にいく」と宣言。稲本を攻略し、首位名古屋を脅かす位置につける。【益子浩一】