コンサドーレ札幌U-18のMF三上陽輔(18)のトップチーム昇格が内定したことが24日、分かった。今季はこの日の富山戦を含めリーグ4試合、天皇杯1試合に出場。クラブでは主力級の活躍を見せている18歳を、昨年の古田に続く次代のエース候補として育てていく方針だ。今後は通学する札幌新川高と調整しながら、次節31日の草津戦以降の帯同も検討していく。

 来季新戦力1号が確定した。富山戦では右サイドハーフとして先発出場。果敢な突破と献身的守備で5戦ぶり勝利に貢献した。「アタッキングゾーンでの仕掛けが足りなかったが、チームが勝てたことが大事。気持ちよかった」と喜んだ。16日の甲府戦では高校生選手として初得点するなど、昇格には十分すぎる働き。複数の関係者も「クラブとして最大限の評価をしている」と話しており、学校や家族との話し合いを経て正式決定する。

 石崎監督も「課題はあるが、センターバックとGK以外はどこでもできる」と順応性の高さを評価。本人もプロ入りを希望しており、家族の賛同も得られている。今回の富山戦で1度、帯同は終了するが、次節の草津戦以降は学校の授業と調整しながらピンポイントでの参戦を予定している。