平山の前に壁を作れ!

 山形は今日27日、東京戦(味スタ)を迎える。立ちはだかるのは2戦ぶりの出場が濃厚なFW平山相太(25)。身長190センチを誇る“東京タワー”の、高さもさることながら低い位置での働きも侮れない。ボランチを中心に、マンマークではなくパスコースを防ぐことで封じていく。小林伸二監督(50)は「平山の動きを見ながら(パスの出る)ラインにしっかり入って守らんと」と相手エースを警戒している。

 前回の対戦(5月9日、0-3)でも、平山が突破口となって失点を許した。11月に入ってからは出場3試合で2発と好調。さらに東京はJ1残留争いを演じており、死に物狂いで来ることは必至。山形は残留を決めており、心にスキができてもおかしくない。そこで、新たな目標は10位以内。10位新潟(勝ち点45)と11位磐田(同44)の結果にもよるが、同40の山形が追い抜くには、残り2戦全勝が絶対条件。平山を完封し、第1関門を突破する。【湯浅知彦】