2010Jリーグアウォーズ(年間表彰式)でG大阪のMF宇佐美貴史(18)がベストヤングプレーヤー賞(新人王から改称)に輝いた。18歳7カ月での受賞は、04年森本貴幸(当時東京V)の16歳7カ月に次ぐ若さ。チームからも初の選出で、147票は2位の■永哲(新潟)に105票の大差をつけた。初のタキシード姿。緊張で声は震え「かまなくて良かった」と言った。

 宇佐美

 ある程度は試合に出られたし、成長できたけれども、まだまだ点は取れた。課題もあると思った。

 ジュニアユース時代から「ガンバの至宝」と称された。昨年リーグ戦デビュー。今年は4月24日の東京戦で初ゴールし、26試合で7得点と結果を出した。

 来年1月のアジア杯代表予備登録メンバーにも入った。ザッケローニ監督の示す基準「才能」「和」「身体的状態」「向上心」を満たした証拠だ。

 宇佐美

 代表の人たちに少しは見てもらっていたと思えば光栄。代表に入りたい強い気持ちはあります。

 代表入りするとハードな日程が待つが「若いので」と笑える18歳だ。※■は十の下に日を2つ縦に並べ、十の縦棒が1つ目の日を貫く