国内シーズンの開幕を告げるゼロックス・スーパー杯の名古屋-鹿島戦が明日26日、日産スタジアムで行われる。昨季Jリーグ王者の名古屋は10年ぶり3度目の出場で、2度目の優勝を目指す。一方、天皇杯覇者の鹿島は4年連続9度目の出場で、6度目の優勝を狙う。昨季は鹿島がリーグ戦、天皇杯で3連勝。メンバーが入れ替わった今季、リーグ戦の優勝候補同士の対戦として注目される。賞金総額は5000万円で、優勝チームには3000万円が贈呈される。

 ゼロックス杯は90分間でキッチリと勝利を頂く。鹿島との一発勝負の同杯に備え、24日は愛知・豊田市内で軽めの調整を行った。ゼロックス杯後は中2日でアウェー中国でのACL初戦(対杭州緑城)が待っている。さらに中3日でJ開幕の横浜戦といきなりの過密日程だ。DF田中マルクス闘莉王(29)は「すぐにACLもある。ただ疲れるだけの試合にしてはいけない。とにかくカウンターに注意しないと」と話した。90分で勝敗が決しない場合は延長なしのPK戦となるが、守護神・楢崎も「PK戦にはならないでしょ」と90分での決着を予告した。