<JFL:アルテ高崎1-1ソニー仙台>◇後期第1節◇3日◇群馬・高崎市浜川競技場

 東日本大震災の影響で前期日程の出場を辞退していたソニー仙台FC(宮城県多賀城市)がリーグ復帰を果たした。今季初戦のアルテ高崎戦は引き分け、田端秀規監督(40)は「一時は解散も覚悟した中で公式戦を迎えられ、やっと復興の1歩を踏み出せた気がします」と話した。

 震災当日、選手が勤務するソニー仙台工場は約2メートルの津波に襲われて、約1200人が孤立。現在も操業は完全に再開していないが、選手は自宅や愛車を津波で失い、避難所生活もへて5月16日から練習再開した。リーグ戦に途中参戦するため、後期日程17試合+前期代替の6試合を加えた、計23試合で残留を目指す。