ACミランOB(ミラン・グロリエ)とJリーグOBが、8月31日に仙台ユアスタで慈善試合を行うことが11日、分かった。近日中に発表される。かつての名選手が、東日本大震災の被災地の復興を願ってプレーする。スポンサー料などを含む収益は3億円が見込まれ、全額が義援金として被災地に寄付される。
ミランはGKジダ、MFカフー、FWマッサーロら一時代を築いた名選手たちが出場する予定。Jリーグ側はDF秋田豊、MF山口素弘、FW城彰二ら、98年W杯フランス大会出場メンバーが中心となる。Jの監督は手倉森誠・現仙台監督が務め、ミランは日本代表のザッケローニ監督が指揮を執る予定だという。また、現役の横浜FCのFWカズが始球式を行う。
関係者によると「ミラン側は最初、西日本での開催を望んでいたが、被災地でやることの意義などを説明して納得した」という。試合翌日にはマッサーロら一部選手が被災地で子どもたちを集めてサッカースクールも予定している。
同マッチは本来、今月中に開かれる予定だった。当初はMFジダンらで構成されるRマドリードのOBチームを予定していたが、原発事故レベルが最高の7に引き上がったことで中止になっていた。対戦相手は日本代表ザッケローニ監督の強力プッシュなどで、ACミランに変更された。
昨季に続き、今季もスポンサーが集まらず、Jオールスター戦が開かれない。日本でプレシーズンマッチを希望していたBミュンヘンも日程などの問題で来日できないなど、多くのチャリティーマッチが中止された。さまざまな逆境を乗り越えて実現した真夏の祭典。仙台から世界へ、復興の強力なメッセージが発信される。



