日本協会の第13代会長に大仁邦弥氏(67)の就任が決定した。24日、東京・文京区のJFAハウスで行われた評議員会で新役員案が承認、直後の理事会で決議された。任期は14年3月まで。田嶋幸三氏(54)、大東和美氏(63)の両副会長は再任。田中道博氏(54)が専務理事、小倉純二前会長(73)は名誉会長、川淵三郎名誉会長(75)が最高顧問に就いた。

 大仁新会長は前執行部から日本代表のブラジルW杯出場、女子サッカーの普及と拡大、被災地への復興支援の継続、公益財団法人の基盤確立という4つの「目標」を任された。「これまでの会長のようにリーダーシップはないが、みんなと話し合いながら決めていきたい」と意気込んだ。

 さらに「日本協会の自前のトレーニングセンターを東京に持ちたい。日本協会内でもそういう声は強くなっている」と目標を明言。「長所はあまりないが、辛抱できることかな」と話した新会長が、日本協会の新たな旗振り役となる。