なでしこジャパンMF川澄奈穂美(27=INAC神戸)が中高時代にプレーした「大和シルフィード」が、なでしこリーグ参戦を目指していることが1日、分かった。6月に「NPO大和シルフィード・スポーツクラブ」として法人化。大和市も「女子サッカーの街」活動の一環として全面協力。元なでしこジャパンGK小野寺志保さん(同市スポーツ課)は「今後は社会人も含めたクラブにして、大和市中心に県内企業の協力をいただき、少しでも早く参戦したい。川澄選手には(現役)最後にプレーしてほしい」と希望した。

 すでに援軍もある。地元の横浜銀行が市内に所有する芝生グラウンドを無料貸与。女子更衣室完備のクラブハウス提供も決定した。同銀行関係者は「支援が広がる可能性はある。まずは子ども育成やスポーツ普及としてサポートします」。この日「ロンドン五輪大和なでしこ賞」表彰式典に出席した川澄も「盛り上げのお手伝いをしたい」と話した。最速で2017年になでしこリーグ昇格の可能性がある。