INAC神戸が25日、新設された神戸レディースフットボールセンターで今季初練習を行った。2年ぶりに主将に就任したなでしこジャパンFW川澄奈穂美(27)が、昨年に続く無敗でのリーグ優勝を誓った。「INAC神戸は環境にも恵まれ、結果を出し続けないといけないチーム。周りからは勝って当たり前と言われるが、勝負の世界に絶対はないので、気を引き締めて勝ち続けたい」。今年は新戦力の加入でチームの平均年齢も22・8歳と若返り「うまく融合させていきたい」とも話した。

 練習前には、MF澤の発案で地元・神戸市東灘区の弓弦羽(ゆづるは)神社から神主を呼び、クラブとして初めてチーム全員で必勝祈願とおはらいを済ませた。練習でもさっそく明るい声が飛び交うなど、チームのムードは昨年と同じ。今年も常勝を義務づけられる重圧をはねのけ、リーグ3連覇を目指していく。【福岡吉央】