“千葉・森本”が代表FW復帰へ臨戦態勢だ。セリエA・カターニアFW森本貴幸(25)が15日、J2千葉に完全移籍し、新加入会見を行った。冒頭で「絶妙なタイミングで話をくれた。ジェフには何らかの縁がある」と、東京V時代の04年5月に千葉戦で決めた、15歳11カ月28日のJ1最年少ゴールなどを振り返った。

 出場機会を求めた。カターニアでは昨年の出場はわずか5試合。レンタル移籍したアルナスル(UAE)では、得点しても日本の反応は薄かった。ならば、国内でアピールする。明確な答えだった。

 14日のウルグアイ戦を見た森本は「アジアでは圧倒的だけど、厳しい戦いが強いられている」と分析。FW陣は柿谷、豊田らが台頭し競争が激化しているが「まずはチームで点を取ること。J1に上げたい。その中で代表にもアピールできれば」と抱負を語った。かつて“和製ロナウド”と呼ばれた男が、7年ぶりのJリーグでザックジャパン入りに名乗りを上げる。