なでしこリーグ仙台レディースのMF鮫島彩(26)が21日、須賀川二小(福島・須賀川市)の子どもたちの前で、ロンドン五輪銀メダリストの技を披露した。日本サッカー協会とキリンが被災3県(福島、宮城、岩手)を対象に主催する巡回型サッカー教室「JFA・キリンスマイルフィールド」にゲストコーチとして参加。メーンコーチの元日本代表GK小島伸幸氏(47)らと約1時間半、同小の1、2年生約130人と交流した。

 11年9月から始まった教室は通算486校目で、鮫島にとっては昨年9月の仙台に続く2度目の参加。ミニゲームなどでハイタッチを交わし、最後に豪快シュートも披露した。震災時、福島に本拠地を置く東京電力マリーゼに在籍していた鮫島は「子どもたちの笑顔が何より。サッカーを通じてつながっていたい」と支援継続を約束。さらに「女の子ですごく上手な子がいたので『(なでしこリーグで)一緒にやりたいので早めに来てね』と伝えました」と笑顔を見せた。【佐々木雄高】