なでしこリーグ仙台レディースが常盤木学園高のFW佐々木美和、DF柿木瑠奈、日ノ本学園高のMF入江未希(いずれも18)を獲得することが10日、濃厚となった。佐々木は昨季チャレンジリーグでチームトップの14得点をマークしたドリブラー。宮城県出身で中学時代はFCみやぎバルセロナに所属し、日本代表MF香川(マンチェスターU)の“後輩”にあたる。鋭い読みを生かしたクレバーな守備が売りの柿木は、センターバックとサイドバックをこなす万能型DF。仙台レディースが常盤木学園の新卒選手を獲得するのは、発足以来初めてとなる。

 昨夏高校総体を制した日ノ本学園で10番を背負う入江は、抜群の得点力に加え、トラップやオフザボールの動きもハイレベルな攻撃的MF。両校とも、この日開幕した選手権の優勝候補に挙げられている。チームメートとなる前に、高校最後のタイトルをかけて決勝で対戦する可能性も高い。

 ◆佐々木美和(ささき・みわ)1995年(平7)5月20日、仙台市生まれ。小学1年から黒松パルFCでサッカーを始める。中学ではFCみやぎバルセロナに所属し、3年冬にU-16日本女子代表に初選出。家族は両親、兄、妹。155センチ、51キロ。血液型A。

 ◆柿木瑠奈(かきのき・るな)1995年(平7)5月1日、岩手県生まれ。小学5年から手代森FCでサッカーを始め、中学ではヴェローチェ盛岡、盛岡ゼブラメニーナ、水沢ユナイテッドFCプリンセスに所属。家族は両親、弟、妹、祖父母。162センチ、51キロ。血液型A。

 ◆入江未希(いりえ・みき)1995年(平7)9月21日、奈良県生まれ。小学1年からディスパーロFCでサッカーを始め、6年時は東市FC、中学では奈良元気SC卑弥呼に所属した。日ノ本学園では2年からレギュラーとして活躍。家族は両親、兄、妹。154センチ、47キロ。血液型A。