なでしこリーグが女子力を磨いて普及を目指す。来週末の開幕に備え、17日に都内で会見が行われた。全10クラブの代表選手は、資生堂のメークアップアーティストによってヘアメークやマスカラなどの化粧を施され、会見に登場した。

 田口禎則専務理事(47)は「女性が輝くべきサッカーを目指す」と説明。資生堂には各クラブでの化粧講習を依頼するほか、コンディションや健康面に配慮し、来季からはクラブに昼間の練習に移行させる方針も決定した。さらに、全日空が新たにスポンサーとなり、安価な移動が可能になる見通しとなったことから「選手にはスチュワーデスのおもてなしの心も学んでほしい」と期待した。

 仕事の関係で夜間練習で汗を流す日本代表DF上尾野辺めぐみ(28=新潟)は「すぐには難しいけど、少しずつサッカーに専念できる環境に持っていきたい」と話した。