<高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト:清水ユース2-0JFAアカデミー福島>◇第11節◇8月31日◇清水・J-STEP

 清水ユースはJFAアカデミー福島に快勝した。前半19分、PKのチャンスでMF宮本航汰(3年)が相手GKにシュートを止められるも、こぼれ球をMF望月大(3年)が右足で押し込み、先制。その後は押し込まれる時間が続いたが、同ロスタイムにMF福井悠陽(2年)がヘディングが決めて、リードを守りきった。

 監督就任2戦目で初勝利を挙げた平岡宏章監督(44)は「苦しい中で失点しなかったことは大きい」と選手をたたえた。後半からは30日の鳥栖戦でトップデビューを果たしたMF水谷拓磨(3年)を投入。佐賀からの長距離移動で疲労もあったというが、水谷は「落ち着いてできた」と中盤で試合をコントロールした。この日、首位の柏ユースが敗れたため勝ち点差は1に縮まり、首位奪還も見えてきた。2戦連発の望月大は「次も取れるように頑張りたい」と力強かった。【神谷亮磨】