<高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト:柏ユース2-1清水ユース>◇第18節◇7日◇アイスタ

 最終節が行われ、清水ユースは柏ユースに敗れ、2年連続で2位に終わった。すでに優勝を決めている相手との一戦は後半13分に先制点を献上。同18分に途中出場のDF深沢優太郎(3年)がファーストタッチで同点ゴールを決めるも、23分に決勝点を許した。

 柏ユースの優勝は決まっていたが、清水ユースは最終節を勝利で飾れず、意地も見せられなかった。1点を追う後半18分、途中出場のDF深沢が左クロスをヘディングで合わせて同点。ピッチに入った直後のプレーでネットを揺らした。しかし、23分に決勝点を許すと、最後は相手の堅守を崩すことができずに惜敗した。それでも、平岡宏章監督(45)は「最後まであきらめずに戦ってくれた」とねぎらった。

 この日はすでに優勝を決めていた相手との一戦だったが、指揮官は「エスパルスのプライドをかけて戦おう」と選手らにゲキを飛ばした。試合前日の6日は練習時間を変更してトップチームの最終戦をスタンドで観戦。自力でJ1残留をもぎ取った試合を見て刺激を受けたという。リーグは2位に終わったが、タイトル獲得のチャンスは残されている。20日はJユース杯準決勝で鹿島ユースと対戦する。MF森主麗司主将(3年)は「しっかり準備して臨みたい」と高校生活最後の大会に向けて気持ちを切り替えた。【神谷亮磨】