元日本代表監督で四国リーグ、FC今治のオーナーを務める岡田武史氏(58)が12日、鹿児島遠征中のチームを視察した。チームはJ1清水の控え組と練習試合を行い、0-1で惜敗。岡田氏はピッチ脇で選手の動きを見守り、ハーフタイムには木村孝洋監督(57)と細かい戦術などについて話し込む場面もあった。

 今季の練習試合を視察するのはこの日が初めてで、「僕はお金集めに走り回ってます。だからなかなか見ることができないんですよ」と苦労を明かした。選手らは普段仕事をしながらプレーしており、専用の練習場もない。遠征自体もチーム初の試みで、愛媛からバスで10時間半かけて鹿児島入りしたという。Jクラブとは違い、決して恵まれた環境ではないが、今季の目標について「もちろんそこ(四国リーグ優勝)を目指す」と力を込めた。

 育成年代からトップチーム、指導者育成まで一貫した「岡田哲学」を注入したクラブを目指している。5年後のJリーグ入りを目標に掲げる同氏は「本当に軌道に乗るのは半年ぐらいかな」と話した。チームは5日間で5チームと練習試合を行い、強化を図る。【神谷亮磨】