地震の瞬間は空の上だった。G大阪は12日予定だった浦和戦へ向け、午前中に大阪・吹田市の万博練習場で練習した後、空路で上京。選手らを乗せた午後3時10分羽田空港着の飛行機は10分ほど上空を旋回したが、無事に到着した。クラブでは地震発生直後から用具トラックの行方を探るなど、金森社長を中心に緊急対策会議。15日のアウェーACL天津泰達(中国)戦のため、13日朝には中部国際空港から中国へ向かうだけに、チーム幹部は「試合がなくなったことで、12日の練習をどうするか」と考えていた。