浦和が、被災地へ大量のサッカー用品を支援物資として送ることが5日、分かった。以前使用していたジャージー、ウインドブレーカーなど計4616点を、スポンサーである丸和運輸機関の協力を得て今日6日、宮城県サッカー協会に発送する。

 震災後、仙台のスタッフから、被災地でサッカー用品が津波で流されて困っているとの情報を聞き、すぐに行動を起こした。クラブに残っていた用品を集め、分類。中にはブランケットや座布団も含まれており、クラブ関係者は「サッカー以外でも、防寒具として使ってもらえたら」と話した。

 29日には、仙台のホーム開幕戦をアウェーで戦う。ペトロビッチ監督(45)は「浦和と仙台のサポーターで満員になってほしい。被災地の方に感動を見せたい」と意気込んでいる。支援でも試合でも、被災地へ熱いハートを届ける。