栄光を見て、栄光をつかめ-。
04年以来の優勝を狙う横浜が、29日の清水とのホーム開幕戦の会場となる日産スタジアムに、クラブの歴史を振り返る「ビクトリーパネル」を設置することが26日、分かった。ロッカー室からピッチに向かうまでの約20メートルの通路に、クラブが誇る伝説の選手たちや、J1年間王者に輝いた95、03、04年の写真をパネルで設置。試合直前に選手のモチベーションアップを図るとともに、アウェークラブの選手を威圧し、勝利につなげる。
木村和司(現監督)に始まり、Jリーグ初代得点王のディアス、日本の守護神として君臨した松永成立(現GKコーチ)、「アジアの壁」の異名をとった井原正巳、そして現主将のMF中村俊輔(32)まで。そうそうたる面々が、選手たちを後押しする。
チーム関係者は「入場前の一番集中する時間に、モチベーションを高めることが目的です。少しでも勝利のためになれば」と説明した。
伝統あるクラブも、王者から遠ざかって7年になる。04年の優勝を知る選手はDF中沢、DF栗原、DF波戸、GK榎本哲の4人だけになった。主軸を担う多くの選手に、視覚的に直接クラブの歴史を訴えかけ、意欲を高める。
この日、横浜市内で練習を行った木村監督は「ホームでええ試合をしたい。(観客が)いっぱい入ってほしいな」と29日の清水戦をにらんだ。チームは23日のアウェー鹿島戦を3-0と快勝。栄光のパネルに新たな1枚を加えるため、連勝を飾り勢いをつける。【阿部健吾】




