日本代表FW関口訓充(25=仙台)は7日、神奈川・日産スタジアムで行われたキリン杯チェコ戦に後半44分からFW岡崎に代わって出場した。1日のペルー戦に続き連続出場を果たした。代表初得点はならなかったが、関口は被災地のために休まず「19連勤」を敢行する。

 先月24日から休みなしだが、11日のアウェー神戸戦の出場を目指し、今日8日午前中に東京を離れ仙台に戻る。チーム練習には合流しないが、クラブハウス内で汗を流し、神戸戦に備える。

 先月28日、リーグの横浜戦にフル出場し、翌29日には3カ所で被災した子どもたちと触れ合った。支援活動から直行で同30日、新潟で日本代表に合流した。代表では9日間の合宿。慣れない戦術やザッケローニ監督が今回から新たに取り入れた3-4-3システムの理解にも頭を悩ませた。疲労は確実にたまっているが、2位と躍進するチームを支えるため、体にむちを打つ。

 6万5856人の大観衆の前でプレーし、日本代表で得た経験をチームに還元し、リーグ首位浮上を目指す。【三須一紀】