「悪の心」を身に付けろ!

 山形は今日15日、アウェーで清水と対戦。14日は非公開練習で最終確認をした。小林伸二監督(50)は、前節鹿島戦(11日)で2失点したセットプレーへの対策に時間を割いた様子だった。

 CKやFKで競り負けないためには、「ずる賢さ」も必要。鹿島は、DF岩政のヘッドを生かすためにDF中田やFW大迫らが守備陣の進路をうまくブロックしてきた。ファウルぎりぎりのグレーゾーンだが、サッカーでは当たり前。「邪魔されたからといって、ひるんでいたんじゃあ話にならん。こっちもガツンといかんと。真面目だけじゃやられる」と“どつきあい”を厳命した。

 清水は今季、10得点中6点をセットプレー絡みで決めている。特に怖いのは192センチDFボスナー。昨年12月25日の天皇杯準々決勝でも、延長後半4分にセットプレーから決められた。長身助っ人の武器を生かすためにDF太田が援護してくる。小林監督は「動き回ってマークを外してくるから」と注意点を挙げた。ボスナーの高さ、太田のブラフの盲点になりやすいのがDF岩下の存在。「こっちに合わせてくる時も結構ある」と対応策は練ってある。リスタートからの攻撃を封じ、リトリートして攻め上がる。【湯浅知彦】