J2横浜FCのFWカズ(三浦知良=44)が、日本代表の欧州組にW杯アジア予選の心構えを説いた。22日夜、都内で日本代表MF長谷部誠(27=ウォルフスブルク)香川真司(22=ドルトムント)DF長友佑都(24=インテルミラノ)内田篤人(23=シャルケ)を食事会に招待。鉄板焼きをごちそうしながら、9月2日から始まるアジア3次予選を前に、自身の経験を伝えたという。

 カズの心得は(1)レベルの差は関係ない(2)欧州とは違う独特の気候に注意(3)厳しい状況に慣れろ、の主に3つ。93年のW杯最終予選で「ドーハの悲劇」を味わい、本戦出場を決めた97年のW杯最終予選では、第3代表決定戦まで長期戦を戦い抜いただけに、説得力十分だった。心得は15日にベトナムでの慈善試合に出場し、3-4で敗れたこともヒントになった。

 カズ

 慈善試合は日韓の代表に選ばれてる選手のチームで、ベトナムのアマが相手だったけど、ぱっと行って勝てるものではない。30度を超える温度や湿度も欧州とはまるで違う。準備期間も短く、所属チームでの競争もあるだろうけど、みなが集中して慣れることが大事。

 昨年のW杯、今年のアジア杯を振り返り、アジアのレベルが上がっていることも認識しているが、W杯予選では「レベル差」は大きなメリットにはならないことを説いた。もっとも海外で成長した後輩たちに大きな期待もしている。「香川くんはC大阪の時以来に会ったけど体がごつくなっていた」とうれしそうだった。【加納慎也】