<ACL:全北現代6-1C大阪>◇準々決勝第2戦◇27日◇韓国・全州W杯スタジアム

 C大阪が全北現代に大敗し、ACL初出場でのアジア4強入りを逃した。ホームでの第1戦は4-3で勝利したが、2試合の合計得点で全北現代が上回った。右足内転筋を痛めていた日本代表MF清武弘嗣(21)も先発で強行出場したが、見せ場を作れないまま後半途中で退いた。日本勢はACL出場4チームすべてが敗退した。

 アジア4強への壁は想像以上に厚かった。フィジカルの強さを前面に押し出す全北現代に中盤を支配され、持ち前の攻撃力を発揮できないまま完敗。レビークルピ監督は「全北はラフプレーが多かったが、非常にいいプレーをしたことも認めざるを得ない。技術も身体能力も、全北のほうが上だった」と負けを認めた。

 21日のロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦で右足を痛め、右内転筋挫傷で全治2週間と診断された日本代表MF清武も先発で強行出場。だが「引き分け狙いで来たわけではない」との言葉とは裏腹に守備に追われ、後半22分にピッチを退いた。

 韓国代表MFキム・ボギョンが相手DFの頭突きを受けて鼻骨を骨折し負傷退場するなど、最後までペースをつかむことができなかった。