磐田の来季新加入選手として浜松開誠館DF木下高彰(3年)が内定したことが4日、明らかになった。近日中に仮契約を結び、記者会見を行う予定だ。木下は182センチの長身を生かした高い守備力が武器で、センターバックやサイドバックをこなす守備のマルチプレーヤー。高校では主将も務め、リーダーシップを発揮している。各年代の日本代表に選出された逸材で、仙台や清水、J2湘南にも練習参加。湘南からは正式オファーが届いていたが、慣れ親しんだ地元のチームでプレーすることを希望して、磐田入りを決めた。6月上旬に磐田の練習に参加した際には「プロのレベルを肌で感じることができて、まだまだ自分には足りない部分があると感じた。(磐田の印象は)選手がトレーニングに取り組む姿勢が高いと感じた」と好印象を示していた。今季大卒ルーキーが活躍した磐田に、将来性豊かな地元の逸材が加入する。

 ◆木下高彰(きのした・たかあき)1993年(平5)6月11日、浜松市生まれ。小1から白脇SSSでサッカーを始め、浜松開誠館中を経て、同校に入学。U-16日本代表、U-17、18日本代表候補。U-18県選抜。182センチ、73キロ。家族は両親、弟。