尾張決戦へ2人の「要」が帰ってきた。リーグ戦首位を走るG大阪は13日、万博練習場で約2時間の非公開練習を行った。明日15日は、昨季王者で勝ち点4差をつける3位名古屋との大一番(瑞穂陸)。優勝争いを左右する宿敵との戦いを前に、日本代表MF遠藤保仁(31)と右内転筋痛で離脱していたMF明神智和(33)が合流した。

 5日のナビスコ杯磐田戦で痛めた明神は「復帰まで10日」の見込みを「鉄人」らしく間に合わせた。「出たい気持ちが強いですし、出るからにはいいパフォーマンスをしないと」。代表から11日ぶりに戻ってきた遠藤は、右内転筋痛の状態も回復。「名古屋は負けたら厳しい状況で必死にくると思うし、気持ちで負けないように」と意気込んだ。故障のDF加地とFW平井は間に合わなかったが、頼りになる両ボランチの復帰。主将の明神は「若手が(天皇杯で)結果を出したし、今は一丸となっていくのが一番大事」と6季ぶりの優勝へ気合十分だ。