仙台が、東京から期限付き移籍中のMF松下年宏(28)を完全移籍で獲得することが21日、分かった。松下は今季仙台にレンタルで加入し、リーグ戦26試合に出場して2得点。出番に恵まれない時期もあったが、サイドハーフとボランチの両方をこなせる万能型プレーヤーとして徐々に存在感を発揮。MF梁が代表戦などで不在の時はセットプレーのキッカーを務め、正確なキックはチームの新たな武器となった。3日の最終節神戸戦でもFW赤嶺の2ゴールを演出。4位浮上にも貢献した。

 また、中国のクラブからオファーを受けていたDF朴柱成(27)の残留も決まった。左サイドバックのレギュラーとして、リーグ最少失点を誇った堅守の一角として奮闘。来季が4年目のシーズンとなる。「今チームにいる選手が残ることが最大の補強」と話してきた手倉森監督にとって、来季に向けた吉報となりそうだ。