鹿島の主将MF小笠原満男(32)が「本職」の攻撃的MFでジョルジーニョ新監督を優勝に導く。30日、茨城県鹿嶋市内で行われたチーム始動の練習に合流。「僕が入団した時に監督は選手で、一番影響を受けた人物。一緒に監督と喜べる年にしたい」と断言した。

 米MLSサンノゼ・アースクエークスのトライアルに参加し、28日に帰国。この日までに鹿島と1年間の契約延長にサインした。「米国は有意義だった。行ってみないと分からないこともあった。でも、鹿島で頑張りたいと思うしタイトルを取りたい」と意気込んだ。

 この日の練習後には同監督と歓談。「いつの間に攻撃的MFからボランチになったんだ?」と聞かれ、「(鹿島でボランチだった)監督のようになりたいと思ってたらボランチになった」と冗談で応じた。攻撃的MFでの起用も視野に入れる指揮官の意向をくみ取った「闘将」が全身全霊で鹿島をけん引する。