U-23日本代表で甲府から清水に移籍したDF吉田豊(21)が7日、初めてチームの全体練習に合流した。前日にロンドン五輪アジア最終予選から帰国。カタール遠征中のU-23イラク代表との練習試合で打撲した右足ふくらはぎと長距離移動を考慮して、ゲーム形式のトレーニングは回避した。それでも「まだ眠い…。ただ、頭を使いながら練習できたし、自分に合っている。自分の持ち味である足元の良さを伸ばしていけると思います」とボール回しなどのメニューを精力的にこなした。

 1月13日の入団発表後、同15日から同代表のグアム合宿に参加。同25日にはカタールに出発するなど、ハードな日程をこなしてきた。この日、遅れていたチームメートへのあいさつもようやく済ませた。「まだ患部に痛みはあるけど、できれば明日からすべてのメニューをこなしたい。練習試合(10日、対杭州緑城)にも少しでもいいから出たい気持ちはあるし、コミュニケーションを深めて、早くチームに慣れたい。代表で試合に出るためにも清水で結果を出さなきゃ意味がない」と、力を込めた。自身初となる開幕スタメン、そして代表定着を狙っていく。【前田和哉】