清水ユースに所属するMF石毛秀樹(17)が、11日に始まるトップチームの鹿児島キャンプに参加することが8日、分かった。石毛は昨年6~7月にメキシコで行われたU-17W杯に日本代表の主力として出場。決勝トーナメント1回戦のニュージーランド戦で2得点するなど、4試合3得点の活躍で過去最高に並ぶ18年ぶりの8強入りに貢献した。11月には、かつてMF小野伸二(32)も受賞したアジア年間最優秀ユース選手賞に日本人5人目、清水の選手として初めて輝いている。

 アフシン・ゴトビ監督(48)は「プロになるとはどういうことなのか、試合だけでなく私生活やファンなどのために責任を持って戦うということを学んでほしい。参加することで、トップチームに入ったときに順応しやすくなる」と説明。全日程同行はチーム初の試みで、トップ昇格を視野に入れた参加になる。

 通学する清水西高の配慮で参加が可能になった石毛も「寝泊まりも一緒にして普段どんな準備をしているのか見てみたい。サッカーを始めたころからアウスタのピッチに立ちたいという夢を持ってきた。当然、アピールの場になるし、自分の持ち味を出し切りたい。頑張ります」と目を輝かせた。【前田和哉】