キャプテン・タカだ!!

 清水はキャンプ2日目の12日、2部練習で調整した。MF小野伸二主将(32)が米国で治療中のためアフシン・ゴトビ監督(48)はFW高原直泰(32)をキャンプ期間中の主将代理に任命した。今日13日、J2京都と練習試合を行う。

 高原がプレーで、そして大きな声でチームに足りないものを示した。午前中に行われた練習で積極的に声を出し、チームを引っ張った。最後のシュート練習では何度も強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。その迫力に詰め掛けた約1000人のファンからどよめきが起こり、大きな拍手が何度も送られた。圧倒的な存在感。ただし、全ては盟友小野主将不在のチームへのメッセージが込められていた。「どういう声が必要でプラスになるのか、誰かに指摘されてやるようではしょうがない。チーム全体で声を出せるようにしていきたい。普段からそういう状況をつくっていければ、もっと良くなる」と力を込めた。ひたむきに勝利を求める姿は、20年前、三島山田スポーツ少年団の一員として、県スポーツ少年団大会で準優勝した当時から変わらない。

 練習後にはゴトビ監督と2人だけで話し合った。指揮官は「今のメンバーはシャイな選手が多い。年下の選手が指示を出すようなことがあってもいい。もっと1人1人が積極的に指示を出せるような状況をつくってほしいと話した。もちろん今の主将は高原」と明かし、主将代理として期待を込めた。

 現在チームは、香港遠征決勝の城南一和戦から3連敗中で今日の京都戦を迎える。「チームとして結果を出していくことが大事。勝てば雰囲気も上向いていく」。エースがチームのために決めるゴールこそ、3月10日の開幕戦に向けて何よりの上昇気流になる。【前田和哉】