磐田はテスト生として練習に参加していたMF北脇里規(りき=26)と24日、仮契約を結んだ。北脇は昨年12月までパラグアイ1部タクアリでプレー。Jクラブでのプレーを希望し、10日からチームに同行していた。22日に行われた名古屋との練習試合では後半途中からボランチで出場し、球際の強さを発揮。服部GMは「守備はどこでもやれるユーティリティーがある。ボールをさばくこともうまい。海外の経験が長く、今いる選手にもいい刺激になると思う」と話した。

 この日は2部練習を消化。まずは、Jリーグデビューを目指し、コンディションの向上と他選手との連係を深めていく。本職はボランチだが、サイドバックやセンターバックもこなせる。北脇は「バランスを取りながら前で勝負するプレーを見せたい。ここからが本当の勝負だと思う」と意気込みを語った。【神谷亮磨】

 ◆北脇里規(きたわき・りき)1985年(昭60)11月22日、東京都生まれ。父は日本人で母がベネズエラ人。J2東京Vの下部組織でプレーし、国士舘大に進学。中退し、05年からパラグアイリーグでプロ契約を結ぶ。昨年末まで同1部リーグ・タクアリでプレー。177センチ、72キロ。背番号28。家族は夫人。