前節北九州戦(22日)で3連勝を決めて2位に浮上したJ2山形は、27日の栃木戦から中2日で4試合をこなす「ゴールデンウイーク(GW)シリーズ」に突入する。うち3試合はホームのNDスタ開催。親子連れの来場も多数見込まれている。そこで世のお父さんを代表し、「父親Jリーガー」であるMF宮沢克行(35)MF秋葉勝(28)FW山崎雅人(30)が24日、4連戦への抱負を語った。

 1男1女の父である宮沢は「父さんなりに頑張っているところを見せたい」と謙虚。最近では小学生の長男と、試合の勝敗や相手チームについての会話で盛り上がるという。「常に決めたいと思っているけど、何とかゴールを決められれば」と、GW中に“カッコいいおやじ”となるつもりだ。

 1歳5カ月の長男の育児にも奮闘している秋葉は「100%全力で戦う姿勢を見せたい」と意気込んでいた。GWの思い出は「ずっと試合とかが入ってたと思う。夏には山とか海も行ったけど」と現在同様、サッカーに全てをささげてきた。「ずっと上位で勝ち続けることが大事」。生粋の山形県人が、地元のファンを悲しませたりはしない。

 宮沢と同じ2児の父親である山崎は「勝つことが大事な連戦。負ければ自分の責任だと思う」と主将としての表情を前面に出した。GWに子どもと出掛けた思い出は当然ないが「ほかの時に行くようにしている」と、よき家庭人でもある。

 3人とも、まず「勝ちたい」という言葉を強調した。チームのため、山形のため、家族のため。GWも身を粉にして戦うお父さんから目が離せない。【湯浅知彦】