浦和の「名古屋キラー」FW原口元気(20)が、結果を出す。3日間行われた日本代表候補合宿から戻り、26日は次節名古屋戦(28日・瑞穂陸)に向け、さいたま市内のグラウンドで練習した。

 代表候補合宿では、3トップの左サイドとしてプレー。25日の練習試合では後半から出場し、ゴールも決めた。ドリブルで攻め上がるシーンもあり「自分の特長を出しやすいポジション。いいイメージができた」と充実感を漂わせた。

 最良のお手本も見つけた。練習試合の前半に出場した名古屋MF藤本を見て「勉強になった。(3トップの)ウイングとしても(トップ下の)真ん中に入ってもできる。両方がすんなりできていて、そういう選手はどんな監督でも使われると思う」と刺激を受けた。

 この日の戦術練習では、主力組の3トップ左サイドでプレー。天野コーチと、チームで求められるFWの動きを確認した。プロ初ゴールを挙げた09年4月12日アウェー名古屋戦以来、同カードでは3年連続で得点。「チームが勝ち点3取れるように、4年連続ゴールが取れたらいい」と今季初得点を狙う。【保坂恭子】