清水のFW伊藤翔(23)は、今日28日の東京戦(味スタ)で今季リーグ戦初先発が有力。連敗阻止に向けて攻守にフル回転する覚悟を語った。

 準備は整った。完全非公開の中、約60分の最終確認を終えた伊藤の言葉に力が入った。「練習から動けていて、コンディションはかなり上がっている。アウェーでの連戦になるけど、連敗は許されない。やりますよ」。22日のG大阪戦でFW高木俊幸(20)が右足の甲を打撲。代わって伊藤が練習が公開された24日からの2日間、左ウイングでプレー。待ちに待った今季リーグ戦初先発の可能性が一気に高まった。

 昨季は右膝の手術を乗り越え、最終節G大阪戦でプロ初得点をマーク。今季も始動直後の香港遠征で1得点を挙げ、帰国後の藤枝MYFCとの練習試合でも豪快なダイビングヘッドでネットを揺らした。開幕後は初戦の名古屋戦から2試合はメンバーを外れたが、その後4試合はベンチ入り。前節G大阪では途中出場し、ナビスコ杯でも2試合に先発している。「試合の感覚も衰えていないし、ボールを蹴った感覚もいい」と手応えは持続している。

 チームは現在、公式戦9失点のうち7点がセットプレーから。184センチの伊藤は、守備での奮闘も求められることを十分理解している。「得点だけじゃなくて、チームが勝って上位争いをするために、守備もしっかりやっていきたい」と頼もしく言った。2位名古屋との勝ち点差もまだ2。上位浮上へ、伊藤が攻守でフル回転する。【前田和哉】