J2山形は今日6日、ホームNDスタで草津と対戦する。2日置きに4試合のラストゲーム。強行日程が終わるという安堵(あんど)からか、ミニゲームなどを行った5日は終始、和やかな雰囲気だった。その中に浮かない表情の選手が1人。古巣戦に気乗りしないFW万代宏樹(26)だ。「(08年に)仙台からジュビロ(磐田)に行った時もそうだったけど、正直やりたくない」と苦笑した。

 悪い意味ではなく、恩義を感じているからこそ「やりづらい」イメージがわく。一昨季は出場機会を求めて、J1磐田からJ2鳥栖へ移籍した。だが26試合で2得点という不本意な結果しか残せなかった。去就に揺れたオフに熱心に誘ってくれたのが草津だった。「苦しい時にオファーをもらって助けられたし、スタッフもみんないい人たちばかり。いい経験になった」と35試合で8ゴールを挙げ、見事によみがえった。「感謝の気持ちが強い。でも今は山形の選手」。大恩を心に秘め、勝負に徹する。【湯浅知彦】