鹿島をよく知る男が難敵を攻略する。磐田は9日、午前、午後の2部練習で調整。次節対戦(12日、ヤマハ)する鹿島から期限付き移籍中のDF宮崎智彦(25)は磐田加入後、初めて「古巣」と対戦する。プロ生活をスタートさせたクラブとの一戦を控え「冷静に考えたら複雑だけれど、すごく楽しみです」と素直な気持ちを明かした。

 一昨年まで所属していたチームの特徴は把握しており、マッチアップする攻撃陣の動きは頭にたたき込まれている。特に、同期生の鹿島FW興梠を警戒した。4月のリーグ戦で4試合連続ゴールを決めた同期生に対し「裏に抜けてくるスピードが速いので注意したい。いかにパスの出どころをつぶせるか。出されてもしっかり捕まえなければいけない」と強調した。

 チームは大型連休の3連戦で1分け2敗。開幕直後は好調を維持し、一時は2位まで順位を上げたが、現在は足踏み状態だ。さらに、ホーム鹿島戦では02年以来未勝利と相性の悪さもある。それでも、宮崎は「ジンクスを打ち破りたい。今は磐田でプレーできていることを誇りに思うし、勝つことだけを考えてプレーしたい」。ジュビロの宮崎が4試合ぶり勝利のために走り続ける。【神谷亮磨】