清水の若き両翼に首位を、メモリアルゴールを期待しよう。ホーム4戦連発中のFW高木俊幸(20)と2戦連発中のFW大前元紀(22)。今日12日のホームC大阪戦には10年8月以来の首位浮上と、あと3点に迫ったチームのリーグ戦通算1000得点がかかる。11日、90分の非公開調整を終えた2人は、気負いなくゴールを目指すことを誓った。

 清水をけん引する絶好調の両翼が、頭の中で整理された思いを口にした。C大阪戦に向けて最終チェックを終えた左のFW高木は「今まで通りにプレーすれば問題ない」。右の大前も「変な雰囲気もないし、いつも通りの練習ができている」。約2年ぶりの首位浮上が懸かる試合を前にしても気負いはない。むしろ、その表情は落ち着き払っていた。

 前節、2人の連係から生まれたゴールで首位仙台を撃破した。順位は2位のままだったが、勝ち点差は2に詰まった。同時にクラブ発足から20年で積み重ねた得点は997に。リーグ戦通算1000ゴールまであと3点に迫った。「チームが勝つことが大事」と2人に特別な意識は無いが、守備陣は3戦連続完封中。記録達成へ攻め続けることが、大きな勝ち点3につながることは分かっている。大前は「3点取れば確実。できるだけ多く点を取る」。高木も「求められている役割を果たす」と誓った。

 開幕から公式戦6戦全勝と好調のホームで迎え撃つC大阪。高木にとってはJ1初ゴールを含む昨季2得点の“お得意さま”で「個人的に良い印象がある」。大前も昨季1勝もできなかった相手に「借りを返す」と雪辱を期す。メモリアルゴール、そして首位に立つ準備は整っている。【前田和哉】