J2山形MF宮阪政樹(22)が17日、地域貢献活動「夢クラス」の講師としてGK清水健太(30)と共に天童市立干布(ほしぬの)小学校を訪れた。選手が児童と夢について語り合う企画で、新人の宮阪は初参加。66人の生徒に「小さいころからサッカー選手になりたくて練習をたくさん続けた。みんなも夢があると思うけど、努力してください」とエールを送った。

 質疑応答のコーナーでは子供たちに圧倒される場面もあった。好きな選手を問われ「シミケンさん(清水)です」と即答するなど序盤戦は上々の滑り出し。「2人がPKをしたらどっちが勝つ?」という故事「矛盾」のような質問にも「僕が勝ちます!」と力強く答えた。だが「モンテで一番怖い選手は誰ですか?」という問いには「…いません」と苦笑い。怖いものなしで攻め立てる小学生の方がよっぽど怖かった。

 午前中の練習直後に不安視していたリフティングを成功させるなど、和やかな雰囲気のまま会は幕を閉じた。「みんなすごく元気で本当に楽しかった」。子供たちから無限大のパワーをもらい、満足そうだった。【湯浅知彦】