古田弾でホームG大阪戦不敗神話を守り抜く。札幌は今日23日、札幌ドームでG大阪と対戦。右内転筋肉離れで離脱していたMF古田寛幸(21)は、公式戦4試合ぶりのメンバー入りが濃厚だ。石崎監督は途中からの切り札として期待。ホームで得点した4戦はすべて勝利に導いてきた背番号15の1発で、降格圏17位との“崖っぷち決戦”を制す。

 5月26日広島戦以来のメンバー入りに「ケガは大丈夫。出たらとにかく結果にこだわる」と意気込んだ。チーム最大の課題は立ち上がり。そして勝利へのカギが交代選手の得点だ。昨季、ストロングポイントだった途中出場者の得点が今季はゼロ。その点、古田はホームで得点した4戦中3戦が最後の得点と、佳境になるほど決定力を増すタイプ。負傷明けとあって先発は回避も、石崎監督は「90分は厳しいが、ベンチに古田がいるのは大きい」と終盤の爆発を期待した。

 ホームでのG大阪戦は3勝1分け無敗と、頼もしいデータもある。「不敗神話を終わらせない。1つ上のチームに勝ってプレッシャーをかけたい」。“締めの古田弾”で浮上への足がかりをつかむ。【永野高輔】